キーボードにはさまざまな種類がありますが、特に人気なのがメカニカルキーボードです。ただし、それ以外にも「メンブレン」「パンタグラフ」「静電容量無接点」など多様な方式があります。本記事では、それぞれの特徴を比較しながら解説します。
メカニカルキーボード
各キーに独立したスイッチが搭載されている方式です。スイッチの種類によって打鍵感や音の大きさが異なるため、自分好みのキータッチを選べます。
- 耐久性が高い(5,000万回以上)
- 豊富なスイッチ種類(赤軸・青軸・茶軸など)
- ゲーミング用途や長時間タイピングに最適
- 価格はやや高め
リンク
メンブレンキーボード
ゴム製のラバードームを押し下げて入力する最も一般的な方式です。
- 価格が安く入手しやすい
- 静音性が高い
- 打鍵感は柔らかめでややもっさり
- 耐久性は数百万回程度でメカニカルに劣る
リンク
パンタグラフキーボード
ノートPCで多く採用される薄型方式です。クロス構造でキーを支えており、ストロークが浅いのが特徴です。
- 薄型・軽量で持ち運びやすい
- キーストロークが浅く高速入力向き
- 比較的静かでオフィスに最適
- メカニカルほどの耐久性はない
リンク
静電容量無接点方式
高級キーボードに採用される方式で、物理的な接点がなく、静電容量の変化で入力を検知します。
- 打鍵感が非常に滑らか
- 指への負担が少なく長時間作業向き
- 耐久性は数千万回と非常に高い
- 価格が高い(2万円以上が主流)
リンク
方式別比較表
方式 | 打鍵感 | 耐久性 | 価格帯 | 主な用途 |
---|---|---|---|---|
メカニカル | カチッと明確/多彩なスイッチ | 5000万回以上 | 中〜高価格帯 | ゲーミング・プログラミング・タイピング |
メンブレン | 柔らかい/もっさり | 数百万回程度 | 低価格帯 | 家庭・オフィス |
パンタグラフ | 浅い/軽い | 数百万回程度 | 中価格帯 | ノートPC・持ち運び用 |
静電容量無接点 | 滑らか/高級感あり | 数千万回 | 高価格帯 | プロフェッショナル用途 |
まとめ
キーボード選びは「何を重視するか」で変わります。コスパ重視ならメンブレン、持ち運びならパンタグラフ、打鍵感と性能重視ならメカニカル、最高の打鍵感を求めるなら静電容量無接点方式がおすすめです。
コメント